David McGovernの滞在制作作品発表を開催いたします。

現在ARTS ITOYAで滞在制作中のアイルランド出身アーティスト、David McGovernの滞在制作発表「The Machine Forgets」を開催いたします。

 

タイトル The Machine Forgets

アーティスト名 David McGovern (デイビット・マックガーヴェン)

日時 627日(土)、28日(日) 入場料無料

時間 13:0017:00

両日15時よりアーティストトークを行います。

27日(土)13時より、デイビットさんによる子ども向け”コマ送り撮影”ワークショップを行います。詳細は追ってお知らせ致します。

 

~アーティスト紹介~

David McGovernは、アイルランドに拠点を置くビデオアーティストおよび教育者です。作品は思慮深く非常に個人的な瞬間に関することを扱い、動画を使用して人間の条件のあいまいさを探ります。高品質の映画のような撮影表現と、ローファイの実験的手法を駆使し制作を行います。

ロンドン芸術大学卒業後、現在は同大学で動画に関する授業を行う客員講師を務めています。映画との関係を再考する様々なワークショップを行っており、「Thinking Through Moving Image」は、スケッチブックにぼんやりと何か考えているものを描くように、思考プロセスの遮断を解除するツールとしてビデオ制作を用います。これまでネパールや日本の学校、スタジオなど、様々な環境でこのセッションを実施してきました。

Arts Itoyaでの滞在では、ネパールと日本で撮影された、記憶・トラウマ・忘却を探求する実験的なSF短編映像「The Machine Forgets」の編集を進めています。

彼は制作活動に加え、Arts Itoyaでのコマ送り動画ワークショップの準備、またロンドン芸術大学生徒へのオンラインでの指導を行っております。

David McGovern-website

 

~展示について~

The Machine Forgets(記憶を消す装置)」は、記憶の領域を反映した実験的なSF短編映画です。映像と写真は、望まない思い出を心の奥にしまい、今をより自由に生きる試みへと働きかけます。 作品映像の中では一人の男性が ”強制的な忘却” という彼の日々の儀式、記憶を追放するという自発的な習慣を詳しく述べています。彼は視聴者に、忘却テクニックのデジタル版を体験する機会を提供し、あなたの記憶を消すと問いかけます。

今回の制作発表では、短編映像作品「The Machine Forgets(記憶を消す装置)」の映像上映に加え、映像の中で使われたスチール写真の展示、また忘却過程を表現するデジタル映像をご覧いただけます。

どうぞお気軽にお越しください。