ジャクリーン・エランス・ブルックス(キューバ・アメリカ) 私はハバナで写真を学び、偶然の成り行きで作家になりました。

ジャクリーン・エランス・ブルックス(キューバ・アメリカ)

私はハバナで写真を学び、偶然の成り行きで作家になりました。作家として私は、文学を言葉だけに限定されたものではなく、私たちの知覚・記憶・語りのあり方を形づくるテクノロジーによって拡張される実践として捉えることに関心があります。私の作品は、異なるメディアを横断し、自伝的フィクション(オートフィクション)の要素を取り入れた、プロジェクトベースの制作を特徴としています。
《Contested Territory: Poesía Rematriada(争われる領域:再帰還する詩)》 は、2018年夏に母の願いをきっかけに始めた、私自身のキューバへの「再帰還(レマトリエーション)」のプロセスを中心とした、都市介入型のストリート・ポエトリー・プロジェクトです。
この作品では、現在暮らしているニューヨーク・クイーンズで書いた2篇の詩を、私の生まれ故郷であり1999年まで暮らしたハバナへ「帰還」させます。そして、それらを1990年代後半、クィアでホームレスのアーティストとして過ごした記憶と深く結びついた廃墟や放置された場所に貼り付けます。
それぞれの介入は、「空間は誰のものなのか」という問いを投げかけると同時に、私自身がその場所を再び自らのものとして取り戻そうとする試みでもあります。