滞在中のアーティストKate Worleyを紹介します。
私の制作は、空間における二項対立や、一見結びつかない要素を融合させることをテーマとしています。私は画家であると同時にテキスタイルデザイナーでもあり、この二つの実践はそれぞれ独立しながらも、互いに対話し、影響を与え合っています。
絵画では、図像学、扉、記憶、そして顔を「エネルギーを発信する存在」として捉えることに惹かれています。内面と外面という概念、そしてインターネットによって個人の内面と外面の境界が曖昧になっていく様子にも関心があります。また、記憶・影・光のつながりについて考えることが好きです。作品のモチーフは、印象的なポートレート写真や住宅のインテリアを収集すること、そして レメディオス・バロ、葛飾北斎、ヒエロニムス・ボス、アンリ・マティス、イサム・ノグチ など過去の作家たちからインスピレーションを得ています。
制作過程では、「手」と「目」を結びつけることを大切にしています。私は抽象と具象の間を行き来しながら制作しています。
次の作品シリーズでは、下地を塗らないキャンバスにアクリルで描いた近年の抽象作品と、これまで取り組んできた具象的なカリグラフィーを融合させた絵画を制作したいと考えています。最近の抽象作品で用いたぼかしの技法を使い、幻想的な人物像を描く予定です。人々を住まいの中に描きながら、「家」「アイデンティティ」「夢」「現実」のあいだにある緊張関係を探求したいと思っています。
テキスタイルデザインでは、自然界、抽象表現、花を主なインスピレーション源としています。ペンやパステル鉛筆で手描きしたり、絵の具で描いたイラストをスキャンし、Photoshop 上で加工して繰り返し使えるパターンへと展開します。私は、歴史の中でパターンがアイデンティティ、権力、階級、そして交易についてどのように語ってきたのかに関心を持っています。








