現在ARTS ITOYAで滞在制作中のアーティストMax Thornton-Smith (豪)の滞在制作発表展「Sun Prayers」を開催いたします。
日時: 1月25日(日) 入場料無料
時間: 15:00~18:00
※25(日) 16時00分よりアーティストトークを行います。
Sun Prayers
日常のなかにあるささやかな瞬間、そして過ぎ去ったものを思い起こさせる時間について。
「Sun Prayers」は、武雄の街を舞台に展開された一連の作品群です。ゆっくりとした自然との関わり、雄大な山々、そして鬱蒼とした樹々の天蓋のもとでの体験から着想を得ています。本展は、クスノキを中心的なモチーフとし、祈り、記憶、そして来世へと至るその直前の地点について、マックスが探究するための精神的な核として位置づけられています。
彼は主にプレナール(屋外制作)の手法で制作を行い、光や色彩の移ろいに注目しながら、土地の環境を誠実かつ深く観察します。そうして小さな場所との強い結びつきを育んでいきます。さらに本作では、日本画(日本画法)を独学で学んだ技法を用い、自然環境や文化との物質的なつながりとして、地元で作られた和紙の上に、岩絵具、水干絵具、胡粉などの天然素材の顔料を使用しています。
(アーティストノートより抜粋)
「クスノキが持つ神聖性は、私にとって非常に強いものでした。その敬意を抱かせる存在感や、霊的ともいえる性質は、この作品において重要な意味を持っています。また、神社を歩いていると、最も奥まった場所にある墓にさえ新しい花が供えられているのを目にしました。誰かが覚えていること、誰かが敬意を払っていること、その事実がとても心に残りました。
最近、私は来世についてよく考えています。それがどのようなものかというよりも、そこへ至る直前の瞬間についてです。亡くなった人々をどのように敬い、どのような選択によって記憶し続けるのか、そして記憶そのものが持つ儚さについて考えています。そうした思考が、クスノキの延長として自然環境を描くことへと私を導きました。
ある意味で、これらの絵画は、私が神社に祈りを捧げるための行為です。
そして同時に、それは、かつて身近にいながら、思い出すことのできなかった、亡くなった人々すべてへの謝罪でもあるのです。」

